名古屋の観光をもっと快適に、もっと楽しくしたいと思っていませんか?
名古屋駅から名古屋城・徳川園・栄・伏見といった人気スポットをぐるっと巡回する「メーグル」は、観光初心者にもやさしい市バス路線です。地下鉄だけで行くことが難しい名古屋の観光施設ををスムーズに移動できるのが魅力。名古屋駅から名古屋城正門へ向かう唯一の方法で、名古屋城への観光のみでも効果を発揮します。
さらに、名古屋市交通局が発売する市バスが使える1日乗車券類でも、メーグルに乗車可能。このチケットは、観光施設の入館料割引や飲食店での特典も付いており、1日中乗り降り自由でとってもお得です。
この記事では、メーグルのルートや主要スポットを解説しています。名古屋観光をもっと楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
メーグルの紹介

メーグルは、外国人・観光客にわかりやすくするため、停留所番号が表記されています。また、地下鉄ではいけない主要な観光施設へできる限りダイレクトで行けるようにルートが設定してあります。
ルート

名古屋駅(0)→トヨタ産業技術記念館(1)→ノリタケの森西(2-A)→四間道(3)→名古屋城(4)→名古屋城東・市役所(5)→徳川園・徳川美術館・蓬左文庫(6) →文化のみち二葉館(7)→市政資料館南(8)→中部電力MIRAI TOWER(9)→広小路栄(10)→広小路伏見(11)→名古屋城(4)→四間道(3)→ノリタケの森(2-B)→トヨタ産業技術記念館(1)→名古屋駅(0)

それぞれのバス停を一つずつ紹介します。
名古屋駅(0)
名古屋駅からは、JR名古屋タカシマヤゲートモール1F「名古屋駅バスターミナル」11番乗り場から乗車します。メーグル専用乗り場となっています。下車は名古屋駅バスターミナルの降車場です。名古屋駅バスターミナルについてはこちらの記事をご覧ください。


メーグルは専用塗装がしてあり、他のバス停から乗る際もメーグルが来たことが簡単にわかるようになっています。
トヨタ産業技術記念館(1)
トヨタグループ発祥の地にある、繊維機械と自動車の技術史を動態展示や実演で体感できる産業博物館です。
名古屋城方面行き: 敷地内に到着
名古屋駅行き: 敷地内に到着

名古屋駅行き・名古屋城方面行きが同じバス停に到着します。
・ 名鉄栄生駅 徒歩3分
・ 名駅11
トヨタ産業技術記念館 徒歩5分
ノリタケの森(2-A・2-B)
歴史ある赤レンガ工場や美しい緑に囲まれた敷地の中で、陶磁器の製造工程見学や絵付け体験、ミュージアム、ショップ、カフェなどが楽しめる、ノリタケが運営する複合文化施設です。イオンモール名古屋ノリタケガーデンの最寄りバス停です。

名古屋城方面行きはノリタケの森西というバス停で案内します。
名古屋城方面行き(2-A):
イオンモール名古屋西側の専用バス停
名古屋駅行き(2-B):
ノリタケの森4番乗り場
イオンモール名古屋とノリタケの森は隣接していて、徒歩5分程度で移動ができます。
・ 名駅13 ノリタケの森下車
・ 徒歩15~20分

メーグル以外の手段が早く到着する場合があります。
四間道(3)
江戸時代に名古屋城築城とともに誕生し、白壁の土蔵や町家が今も残る、歴史ある商人町の風情が漂う街並み保存地区です。円頓寺商店街へも行くことが可能です。
愛知県図書館バス停に隣接
名古屋城方面行き:1番乗り場
名古屋駅行き:2番乗り場
バス下車後、徒歩圏内で向かうことが可能です。

メーグル以外の手段が早く着く場合があります。
名古屋城(4)
徳川家康が築いた、金のしゃちほこを頂く壮麗な天守と本丸御殿をもつ、尾張徳川家の居城です。
名古屋城正門バス停に隣接
徳川園方面行き:2番乗り場
名古屋駅行き:2番乗り場
名古屋駅から名古屋城正門へ直接向かう唯一の手段です。正門の方が本丸御殿・御蔵城宝館への徒歩時間は短くなります。

名古屋駅行き・徳川園方面行きが同じバス停に到着します。
栄13系統
名古屋城正門バス停 1番乗り場から発車
名古屋城(4)からは周遊バスとなり、片方向のみの運転となる。
名古屋城東・市役所(5)
名古屋城の東門側の最寄りバス停。名古屋市役所・愛知県庁へも向かうことができる。名古屋城観光後、東門側から出た場合は、このバス停から乗車する。
市役所信号東側にある専用バス停
徳川園・文化のみち方面専用乗り場
基幹バスの乗り場ではないので注意。
・ 基幹2 市役所下車
・ 地下鉄名城線 名古屋城駅下車
(栄駅または久屋大通駅で乗換必要)
名古屋城東口まではそれぞれ徒歩5分程度。本丸御殿・御蔵城宝館へはさらに5~10分程度必要。
徳川園・徳川美術館・蓬左文庫(6)
尾張徳川家ゆかりの地に広がる、池泉回遊式日本庭園と、国宝・重要文化財を多数所蔵する美術館、貴重な古典籍を収蔵する文庫が一体となった歴史と文化を体感できる施設群です。
施設内にある専用バス停
文化のみち・栄方面乗り場
(名古屋城へは大回りになる)
メーグルのみ敷地内に着くため、徒歩時間は他の方法より圧倒的に短い。
・ 基幹2 徳川園新出来下車 徒歩3分
※ 栄地区からも運転あり
・ JR中央線 大曽根駅下車 徒歩15分
文化のみち二葉館(7)
日本初の女優・川上貞奴と電力王・福沢桃介が大正時代に暮らした和洋折衷の邸宅を移築復元した、大正ロマン漂う歴史的建物と文学資料館です。文化のみち橦木館も徒歩圏内でアクセス可能です。
「文化のみち二葉館」目の前の専用バス停
栄・伏見方面乗り場

名古屋駅⇔文化のみち二葉館はメーグルを使わない方が先着します。
市政資料館南(8)
名古屋市市政資料館の最寄りバス停。大正時代建築の国指定重要文化財「旧名古屋控訴院庁舎」を活用し、市政資料の保存・公開や展示、市民の集いの場としても利用できる歴史的資料館です。バス停から徒歩5分程度です。
市政資料館南 2番乗り場を利用
栄・伏見方面乗り場
・ 幹名駅1 市政資料館南下車

名古屋駅⇔市政資料館南はメーグルを使わない方が先着します。
中部電力MIRAI TOWER(9)
1954年に「名古屋テレビ塔」という名称で建てられた日本初の集約電波塔で、名古屋のシンボルとして国の重要文化財にも指定されている展望・観光タワーです。オアシス21・地下鉄栄駅が近くにあります。
栄 20番乗り場を利用
伏見・名古屋城方面乗り場

名古屋駅⇔中部電力MIRAI TOWERは地下鉄東山線を使うのをお勧めします。
栄13系統を利用
・ オアシス21内 2番乗り場
・ 噴水南 15番乗り場
広小路栄(10)
名古屋のメインストリート・広小路通と大津通が交わる栄交差点付近に位置し、百貨店や大型商業施設が立ち並ぶ中部地方最大級の繁華街の一角です。丸栄・サンシャイン栄への最寄りとなり、松坂屋へも徒歩で移動可能。また、矢場町・大須方面へ向かうC-758系統との乗り換えバス停になる。
広小路栄 6番乗り場を利用
名古屋城正門・ノリタケの森方面乗り場

名古屋城正門へは、同じバス乗り場から出る栄13系統でも行くことが可能です。
矢場町・大須方面(C10):2番乗り場
※ 信号を渡った反対側に乗り場あり
C-758系統について 詳しくはこちらから。

名古屋駅へは4番乗り場から出るバスが先着します。
広小路伏見(11)
広小路通と伏見通(国道19号)が交差し、オフィスや飲食店、文化施設が集まる、名古屋中心部の交通・ビジネス・文化の要所です。名古屋市科学館・名古屋市美術館への最寄バス停になります。
広小路伏見(東) 3番乗り場を利用
(C-758系統の停留所番号 C28)
名古屋城正門・ノリタケの森方面乗り場

広小路伏見(西) 2番乗り場(C29)には停車しないので注意。
広小路伏見(11) 発車後、名古屋城正門(4)へ向かい、その後、四間道(3)・ノリタケの森(2)・トヨタ産業技術記念館(1)の順に停車し、名古屋駅(0)へ向かう。

名古屋駅へは同じ乗り場から出るC-758系統のバスが先着します。
料金
名古屋市交通局のバスは、一部を除き、乗車時に料金を払います。
大人 210円
子供 100円
現金の他、ICカード、市バスが利用可能な名古屋市交通局の1日乗車券が利用可能です。

現金で支払う場合、料金箱はおつりを出すシステムです。1000円札を入れると、おつりが大量に出てしまいますのでご注意ください。
このほかに、C-758とルーブルのみ利用可能な「メーグル1DAYチケット」があります。
大人 500円 子供 250円
基本的にメーグル車内で購入
利用できない日
・ 月曜(休日の場合は直後の平日)
・ 年末年始(12月29日~1月3日)

名古屋市交通局の1日乗車券類には、沿線施設や飲食店の割引特典がついています。2回のみの利用でも、お得になる場合があります。
運休日・運転時間
運休日
・ 月曜(休日の場合は直後の平日)
・ 年末年始(12月29日~1月3日)
・ 名古屋ウィメンズマラソン開催日
沿線の観光施設が休みになる日は、運転がないのでご注意ください。
運転時間
始発 名古屋駅 9時半発
最終 名古屋駅 17時発
沿線の観光施設の営業時間に合わせて運転されるため、早朝・夜間の運転はありません。
平日 30分or60分 間隔
土休日 20分or30分 間隔
利用者が多い土休日はバスの本数が増える。平日のお昼時は1時間間隔になることには注意。

名古屋駅 17時発の最終バスのみ 広小路伏見から名古屋駅へ直行します。
ガイド
土休日運転日、名古屋駅を午前11時半までに出るバス(合計7便)に関しては、バス前方にガイドが乗車します。沿線の観光案内をしてくれるので、移動中もワクワクすること間違いなしです。
注意点
途中、周遊区間がある
名古屋城(4)→名古屋城東・市役所(5)→徳川園・徳川美術館・蓬左文庫(6) →文化のみち二葉館(7) →市政資料館南(8)→中部電力MIRAI TOWER(9)→広小路栄(10)→広小路伏見(11)→名古屋城(4)
この区間は一方向のみの運転となるので、観覧順などに注意が必要です。
別方向のバスに乗らないように注意
トヨタ産業技術記念館(1)と名古屋城(4)は同じバス停に別方向のバスが発着します。
行先に注意して乗車するようにしましょう。
他の方法が早く着く場合がある
名古屋駅から直接行く場合、メーグル以外の方法が便利な場合がある。
イオンモールノリタケガーデン ノリタケの森 | 名駅13 |
円頓寺商店街 | 幹名駅1 名駅12 名駅14 |
徳川園・徳川美術館・蓬左文庫 | 基幹2 |
文化のみち二葉館 | 基幹2 幹名駅1 |
市政資料館 | 幹名駅1 |
中部電力MIRAI TOWER | 地下鉄東山線 |
名古屋市科学館 名古屋市美術館 | 地下鉄東山線 C-758 |

メーグル1DAYチケットでは上記のバス・地下鉄は利用できないので注意。
まとめ
今日は、メーグルの紹介でした。名古屋市の観光に特化した路線バスです。名古屋にお越しの際にはぜひ気軽に使って、名古屋旅行を楽しんでください。

名古屋駅⇔名古屋城正門・徳川園の移動で使えば、このバスの有難さがわかります。
ではまた、次の記事で。
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