
特に、青春18きっぷを使って日帰り旅行していた人は本当にショックですよね。そんな悩みを持っている名古屋地区の人におすすめになる可能性があるきっぷがあります

青空フリーパスです
この記事では、青空フリーパスの使い方とおすすめの場所を紹介します。ぜひ参考して、実際に使っていただけると幸いです。概要とおすすめの場所は以下の通りです

青空フリーパスの説明
青空フリーパスは、土休日ダイヤ運転日に名古屋地区の列車に1日乗り放題になるきっぷです
乗り放題の区間について
青空フリーパスのフリー区間
引用 JR東海 青空フリーパス
乗り放題区間は次の区間になります

私鉄である伊勢鉄道線も乗り放題に含まれています
乗車可能な列車

青空フリーパスは特急をも利用可能です。特に、中央線・高山線・紀勢線・飯田線の一部区間は普通電車の本数が少なくて不便。そのデメリットを特急しなの・ひだ・南紀・伊那路号が補完します
乗れる列車には他にしらさぎ号があるが、全車指定席のため紹介を省いています
購入方法

青空フリーパスエリア内のきっぷ売り場は数年前から減少し、購入可能駅が減っています
東海道線を中心に、無人化システムを導入する駅が登場しました

無人化システム導入駅に駅員・きっぷ売り場はありません。用件のある方は、改札口・券売機近くにある呼び出しボタンを利用します。無人化システム導入駅でも指定席券売機が設置されていれば購入可能です。近距離券売機のみ設置されている駅では購入できません
指定券券売機では、おトクなきっぷボタンから購入可能です
購入可能駅でも、始発から終電まで買える駅はありません。営業時間は事前に確認してください
「休日乗り放題きっぷ」が買えるきっぷ売り場の窓口でも購入可能。(この場合は、二川までの乗車券を見せるか同時購入する必要あり)
高山線・中央線には一部市町村が請負で窓口営業を行う駅があり、現金で購入可能の駅もあります
フリー区間内の指定券券売機では、次のような動作で青空フリーパスを購入することが可能です
なお、青空フリーパスは1か月前から当日まで購入可能です
乗り越しをする場合


乗り越し区間外に行く場合、事前に乗り越し分の切符を購入しておくのをお勧めするよ
1度改札を出る→切符を購入→改札入場という流れをするのが難しい場合が続出するためです
事前購入ができない場合は、現金での車内清算が基本となります
また、乗り放題区間内に戻る場合も要注意
ICカードで入ってしまったら、区間外を清算してからフリー区間に戻ります
これを行わないと、窓口での解除手続きをしないとICカードで電車・バスに乗れません
さらに、最寄り駅が深夜対応不可の駅の場合、別日に窓口行く必要が
そのため、乗り越し先ではICカードを使わないのを個人的にはお勧めします
指定席券売機での乗り越し清算について詳しくは↑をご覧ください
使用できる時間
利用できる時間は24時までとなります
名古屋近郊では終電まで使えない場合があるので注意してください
お得になる区間
青空フリーパスは 片道1340円区間よりも長い区間の往復でお得です
(伊勢鉄道を往復使う場合には、もっと短い区間でお得になります)
中央線 中津川より東側
高山線 白川口より北側
紀勢線 松阪より南側
飯田線 湯谷温泉より北側
なお、名古屋市内から豊橋・豊川・新城・本長篠への単純な往復ではこのきっぷでは使いません
豊川 名鉄の乗車券を普通に購入 または JRの豊橋往復きっぷ
新城・本長篠 JRの新城・本長篠往復きっぷ
詳しくはこちらをご覧ください
また、静岡県へ日帰り利用の場合はこちらをご覧ください
名古屋からのおすすめの場所
おすすめの場所は以下の通りです
なお、おすすめする場所ではICカードでの乗り越し清算は一切できません
伊勢神宮・鳥羽

豊橋・岡崎・岐阜・大垣・多治見からのお出かけ先としても最適です
青空フリーパスは伊勢鉄道の料金込み(片道520円)
このため、青空フリーパスでのおすすめの1つが伊勢・鳥羽地区です
伊勢・鳥羽方面の移動は 快速みえ号をつかうのがおすすめです

快適さとスピードなら近鉄特急がおすすめです。特急料金も仕方ありません
しかし、少しでも安く・・・ という場合には、近鉄の急行より快速 みえ号をおすすめします
なぜなら、所要時間は快速 みえ号の方が速く、料金は青空フリーパスを利用したほうが安いからです

名古屋ー伊勢市間が4両になる、日帰り旅行におすすめのの快速 みえ号の時刻表は以下の通りです
名古屋発 | 松阪着 | 伊勢市着 | 鳥羽着 |
9:37 | 10:45 | 11:07 | 11:34 |
10:37 | 11:52 | 12:12 | 12:41 |
鳥羽発 | 伊勢市発 | 松阪発 | 名古屋着 |
14:59 | 15:25 | 15:47 | 17:07 |
15:54 | 16:20 | 16:41 | 18:06 |
これ以外にも全区間2両の快速 みえ号が運転されています
土休日を中心に大混雑することが多いのでご注意ください
なお、快速 みえ号は 松阪・伊勢方面から名古屋への日帰り往復にも使えます
木曽地区の宿場巡り

桑名・四日市・岐阜・大垣・岡崎・豊橋からのお出かけ先としても最適です
岐阜県恵那市から長野県塩尻市内まで中山道とほぼ並行して中央線は走っています
中山道宿場町への日帰り旅行にこの切符はお得です
特におススメなのは上記3か所。外国人も観光に来る超有名観光地です
木曽平沢から先を乗り越し清算をすることで、塩尻・諏訪・松本への日帰り旅行もお得になります
(毎時1本の特急 しなの号も特急券追加で利用可能です)

木曽福島 1860円
塩尻・松本 2200円

中津川から長野方面の普通はワンマン列車が多くなります
また、南木曽・奈良井駅のきっぷ売り場はクレジットカードが使えません
営業時間も昼間のみとなります
名古屋から南木曽・奈良井への日帰り時刻表は以下の通りです
名古屋発 | 南木曽着 | 奈良井着 | 種別 | 備考 |
7:00 | 8:01 | 9:17 | 特急→普通 | 南木曽停車しなの号 奈良井へは南木曽で 普通乗換 |
6:43 | 8:34 | 快速→普通 | 中津川乗換 | |
8:20 9:00 | 10:19 | 11:26 | 普通→普通 特急→普通 | 中津川乗換 |
10:00 | 11:00 | 特急 | 南木曽停車しなの号 |
奈良井発 | 南木曽発 | 名古屋着 | 種別 | 備考 |
13:26 | 15:01 15:15 | 普通→特急 普通→区間快速 | 中津川乗換 | |
13:34 | 16:07 | 普通→特急 | 木曽福島で特急乗換 | |
13:34 | 14:42 | 16:37 | 普通→快速 | 中津川乗換 |
14:09 | 15:56 | 17:07 | 普通→特急 | 南木曽停車しなの号 奈良井からは 木曽福島で特急乗換 |
16:28 | 18:16 | 普通→快速 | 中津川乗換 | |
15:35 | 16:56 | 18:07 | 普通→特急 | 南木曽停車しなの号 奈良井からは 南木曽で特急乗換 |
15:35 | 16:59 | 18:57 | 普通→快速 | 中津川乗換 |
16:46 | 17:56 | 19:07 | 普通→特急 | 南木曽停車しなの号 奈良井からは 南木曽で特急乗換 |
16:46 | 18:05 | 19:57 | 普通→快速 | 中津川乗換 |
17:30 | 18:31 | 20:07 20:19 | 普通→特急 普通→快速 | 中津川乗換 |
中津川までは毎時2本の普通・快速・区間快速と毎時1本の特急があります

馬籠と妻籠を両方楽しみたいときは、馬籠に先に行くのをお勧めします
中津川⇔馬籠へのバスの時刻表は こちら から
馬籠⇔妻籠⇔南木曽へのバスの時刻表は こちら から
(南木曽⇔妻籠は こちら も使えます)
木曽地区で青空フリーパスを購入でき場合は木曽福島駅で購入するのをお勧めします。塩尻・松本駅では購入できませんのでご注意ください
下呂温泉

岐阜・大垣・岡崎・豊橋・桑名・四日市からのお出かけ先としても最適です
下呂は温泉で有名。高速バスが走っていないため、車がなければ列車が頼り
青空フリーパスは下呂への単純な往復だけでもお得になります
さらに、1日に10往復以上走っている特急 ひだ号を組み合わせれば、快適さもアップします
(特急料金は別に必要です)
また、下呂から先を乗り越し清算をすることで、高山・飛騨古川への日帰り旅行もお得になります

下呂 1860円
高山・飛騨古川 2200円

岡崎・豊橋方面から特急に乗るときは、岐阜で乗り換えると特急料金が安くなる場合があります
下呂 1200円
高山 1860円
飛騨古川 2200円
名古屋から下呂・高山への日帰り時刻表は以下の通りです
名古屋発 | 下呂着 | 高山着 | 種別 | 備考 |
6:23 | 8:52 | 10:03 | 普通→普通 | 岐阜で乗換 |
6:44 | 9:49 | 快速→普通 | 岐阜で乗換 | |
7:43 | 9:25 | 10:16 | 特急 | 尾張一宮・鵜沼 白川口・飛騨金山停車 |
8:43 | 10:14 | 10:58 | 特急 | |
8:47 | 11:18 | 12:34 | 快速→普通 | 岐阜・美濃太田で乗換 |
9:39 | 11:29 | 12:14 | 特急 | 米原・大垣からも 直通利用可能 |
10:48 | 12:27 | 13:12 | 特急 |
高山発 | 下呂発 | 名古屋着 | 種別 | 備考 |
12:35 | 13:21 | 15:04 | 特急 | 飛騨金山・白川口 鵜沼・尾張一宮停車 |
12:45 | 13:59 | 16:29 | 普通→快速 | 美濃太田・岐阜で乗換 |
13:35 | 14:22 | 16:09 | 特急 | 飛騨金山・白川口停車 |
14:46 | 15:32 | 17:04 | 特急 | |
14:53 | 16:02 | 18:42 | 普通→快速 | 美濃太田・岐阜で乗換 |
15:34 | 16:19 | 18:06 | 特急 | 大垣・米原へも 直通利用可能 |
16:33 | 17:23 | 19:06 | 特急 | 飛騨金山停車 |
16:39 | 17:48 | 20:26 | 普通→快速 | 美濃太田・岐阜で乗換 |
飛騨地区で青空フリーパスが購入できる場合は下呂駅で購入するのをお勧めします。高山・飛騨古川駅などでは購入できませんのでご注意ください
その他・お伝えしたいこと
名古屋おでかけきっぷ
EX予約・エクスプレス会員になると、「名古屋お出かけきっぷ」が利用可能になります
毎日、名古屋駅から1000円以内のJR区間が1500円で乗り放題になります
フリーエリア内の760円以上の往復についてはこのきっぷの方が安くなります
また乗り越し清算をすることで、青空フリーパスより安くなるケースもあります
豊橋・豊川からのおすすめの行先
豊橋・豊川からは先述した名古屋からのおすすめの3か所の他、飯田へもおすすめの行先の1つとなります
特急 伊那路 を利用するのがおすすめで、1日2往復運転です

本長篠・湯谷温泉 660円
中部天竜・平岡 1200円
天竜峡・飯田 1860円

名古屋から飯田へは高速バス(飯田線)のほうが早く・安く移動できます
三重県南部へのお出かけについて
三重県南部へのお出かけに便利な 特急 南紀 が1日4往復あります

紀伊長島 2180円
尾鷲・熊野市 2520円
新宮・紀伊勝浦 2740円
南紀・熊野古道フリーきっぷが発売されている時期は、そちらで往復する方が安くなります

名古屋を朝8時過ぎに出る南紀1号に乗ることが必要です
日帰り旅行が可能なのは、名古屋近辺(岐阜・岡崎・多治見辺りです)
まとめ
今日は、青空フリーパスの紹介でした。土日祝のお出かけにうまく使ってみてください
ではまた、次の記事で
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