「日本でここだけ」道路中央を走る基幹バス（新出来町線・本地ヶ原線）徹底紹介

間違いではありません。名古屋市にある実際のバス停の写真です。「基幹バス（新出来町線・本地ヶ原線）」は、一部区間、道路中央を走ります。これは、日本で唯一です。

今日は、名古屋市内を走る大変珍しい路線バス「基幹バス（新出来町線・本地ヶ原線）」をおすすめスポットを含めて、徹底紹介します。ぜひ、名古屋観光の参考にしてください。

特徴

道路中央を走行

理由

この方法を「中央走行方式」といいます。路線バスの中で、基幹バス（新出来町線）のみが色のついた道路を走ります。

この方法を採用しているのは、日本ではここだけ。珍しい体験ができる路線バスです。

道路中央にあるバス停の乗り方

「大津通-猪子石原（いのこいしはら）」間では道路中央に基幹バス専用のバス停があり、ここで乗り降りを行います。

区間内のすべてのバス停は、横断歩道を渡ってバス停に向かうことになります。

バス乗り場（一部を除く）にはバス接近情報が設置されています。屋根もあって安心です。

バスから降車後、歩行者用信号が見えにくい場合もあるため、一部のバス停を除き次のような看板があります。音声でもお知らせしてくれます。

市バスと名鉄バスの共同運行

概要

昔、ライバル関係だった市バスと名鉄バス。昔は、同じ区間に路線バスを走らせていました。しかし、以下の理由から共同運行を行っています。

共同運行を行うことで次のようなメリットができました。

料金・支払い方法

市バス

名古屋市交通局が発売しているのうち、市バスが使える以下の1日乗車券が利用可能です。

券種名	利用可能範囲	料金（大人/小児）	利用可能日	主な購入場所
バス・地下鉄全線一日乗車券	市バス＋地下鉄全線	870円 / 430円	毎日	自動券売機、駅窓口、市バス車内等
バス全線一日乗車券	市バス全線	620円 / 310円	毎日	市バス車内等
ドニチエコきっぷ	市バス＋地下鉄全線	620円 / 310円	土曜・日曜・休日・毎月8日	自動券売機、駅窓口、市バス車内等

「ドニチエコきっぷ」については、こちらの記事をご覧ください。

「バス・地下鉄全線一日乗車券」・「バス全線一日乗車券」については、こちらの記事をご覧ください。

名鉄バス

名鉄バスは乗車時に整理券またはICカードのタッチが必要です。

市バスとは異なる料金形態の場合があります。詳しくはこちらをご覧ください。

路線

基幹バス（新出来町線・本地ヶ原線）には3つの路線があります。

市バス　基幹2　栄-引山

路線

基幹バス（新出来町線）でメインの路線になります。3つの路線で唯一、栄が始発になります。

平日の朝ピーク時間帯は、毎時10本以上運転しています。

この路線で行けるところ

この路線でに行ける施設を紹介します。

清水口・白壁

徒歩圏内で周遊可能です。

名古屋から出るメーグルは、大回りになるので直接向かう場合にはお勧めできません。

徳川園新出来

徒歩圏内で移動が可能な利用者の多いバス停です。栄地区からは直接行く選択値が少なくないため、重宝します。

メーグルは、徳川園敷地内から発車します。栄地区から行く場合は利用不可なのでご注意ください。

萱場

中日ドラゴンズの本拠地である「バンテリンドーム　ナゴヤ」への裏ルートして有名です。地下鉄・JRルートよりも、徒歩時間が少ないのが特徴です。

谷口

菅原道真公をお祀りしている神社として有名です。

市バス　基幹2　名古屋駅-猪高車庫

路線

名古屋駅の市バスターミナル、「名古屋駅バスターミナル」を起点として走る基幹バスです。この路線は、栄地区（矢場町・松坂屋前・栄）は経由しないで市役所へ向かいます。「メーグル」では大回りになるため所要時間のかかる、「徳川園」・「文化のみち」へ早くいくことができる路線バスです。この路線バスは、大津通-茶屋ヶ坂間道路中央を走行し、自由が丘を経由し猪高車庫まで向かいます。

名古屋駅バスターミナルの詳細・アクセスはこちらの記事をご覧ください。名古屋駅バスターミナル、10番乗り場から発車します。

メーグルについては、こちらの記事をご覧ください。

平日の朝ピーク時間帯は、毎時8本以上運転しています。

この路線で行けるところ

この路線でに行ける施設を紹介します。

市役所

名古屋駅から名古屋城へ地下鉄で行く場合には、栄もしくは久屋大通駅で乗り換えが必要ですが、基幹バスなら乗り換えは必要ありません。

清水口・白壁

徒歩圏内で周遊可能です。

名古屋から出るメーグルは、大回りになるので直接向かう場合にはお勧めできません。

徳川園新出来

徒歩圏内で移動が可能な利用者の多いバス停です。栄地区からは直接行く選択値が少なくないため、重宝します。

メーグルは、徳川園敷地内に到着します。名古屋駅行きのメーグルは、所要時間が大幅にかかるためお勧めできません。

萱場

中日ドラゴンズの本拠地である「バンテリンドーム　ナゴヤ」への裏ルートして有名です。地下鉄・JRルートよりも、徒歩時間が少ないのが特徴です。

谷口

菅原道真公をお祀りしている神社として有名です。名古屋駅から乗り換えなしで行けるのはこの系統のみです。

光ヶ丘

名古屋では有名な温泉施設です。名古屋駅周辺から夜行バスに乗る前にゆっくりお風呂に入りたい人におすすめです。「RAKU SPA GARDEN　名古屋」へは地下鉄の駅からシャトルバスもありますが、名古屋駅へは乗換が発生します。基幹2の利用がとても便利です。

名鉄バス　名鉄バスセンター-三軒家

路線

名古屋駅から徒歩圏内の名鉄バスセンターを起点とする名鉄バスの基幹バスです。この路線は、栄地区（矢場町・松坂屋前・栄）を経由して市役所へ向かい、そこからは「市バス　基幹2　栄-引山」と同じルートで走行します。全てのバスが引山の先にある三軒家まで走ります。

名鉄バスセンターの詳細・JR名古屋駅からのアクセスはこちらの記事をご覧ください。名鉄バスセンター、３Fの4番乗り場から発車します。

平日の朝ピーク時間帯は、毎時8本以上運転しています。

料金

名鉄バスは、乗車料金が区間によって異なります。

名鉄バスセンター-三軒家間

ICカード「manaca」を使った市バスとの乗り継ぎ割引を考慮し、この区間を利用する場合は均一料金です。

それ以外の区間を利用する場合

通常の一般的なバス同様、乗車する距離に応じて料金が上がっていきます。

特に注意が必要な区間

四軒家西口と四軒家から、均一料金区間（栄・名古屋方面）に乗る場合、運賃が異なります。

この路線で行けるところ

この路線でに行ける施設を紹介します。

市バス　基幹2　名古屋駅-猪高車庫と類似

こちらから　確認をお願いします。なお、「光が丘」へは向かいません。

上前津

大須商店街へは地下鉄で乗り換えるよりも、こちらの方法が快適に移動できます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

松坂屋前

名鉄バスセンター行きが松坂屋本館前・引山方面行きがApple名古屋栄店前に停車。栄の矢場町地区へお出かけに便利です。

C-758系統については、こちらの記事をご覧ください。

栄

栄バス停は、栄の錦地区へ向かうのにとても便利です。また、広小路栄方面への最寄のバス停になります。引山方面のバス停は、市バス・名鉄バスの乗り場が隣接しています。

三軒家

ジブリパーク帰りにゆっくりできる温泉として有名。栄・名鉄バスセンターから、バス1本で行けるのが最大の魅力。（地下鉄経由では、市バスの本数が少なく利便性が悪いです。）基本的に名鉄バスの基幹バスを利用します。（市バスの基幹バスは本数が少ないため。）

まとめ

今日は基幹2号系統（新出来町線）の紹介でした。名古屋で運転している大変珍しい道路中央を走る路線バスをぜひ体験してみてください。

ではまた、次の記事で。